家計簿アプリを入れて、口座やカードを片っ端からつないだ。そこまでやったのに、いざ「家計を把握できていますか」と聞かれると言葉に詰まる。私がまさにその状態です。
私は40代の小さな会社の経営者で、法人・個人・個人事業という3つの財布があります。その口座とカードを、マネーフォワード MEのプレミアムサービス(スタンダードコース)にまとめてつないでいます。グループ機能を使って、法人・個人・個人事業の3区分に分けて表示している状態です。
このプレミアムサービスは、家の光回線(マネーフォワード光)の契約に付いてくるものを使っています。回線ごとの月額などマネーフォワード光を含む通信費の実額は別記事にまとめました。
結論から書きます。つないである。把握はしていない。週1〜2回、残高と明細は見ますが、カテゴリの振り分けも予算設定も月次の振り返りもしていません。連携で情報は1画面に集まりましたが、費目別に整えたわけではない。この記事では「つないだ」と「家計を把握した」の間にある差を、2026年8月28日時点の私の使い方から整理します。
口座もカードも全部つないでるんですよね。それなら家計は完璧に把握できてますよね?
それが、つないだだけで、把握はしてないんだ。残高と明細が1画面に出るところで満足して止まってる。カテゴリを振り分ければ費目別に集計できるのは知ってるけど、そこは手つかずだよ
この記事の前提
・金額・残高・明細の中身は公開していません。口座名・カード名も伏せています
・掲載しているのは2026年8月28日時点で私が実際にどう使っているか(使えていないか)の記録です
・アプリの料金・機能・連携可能数は公式ページの記載内容です(2026年8月28日確認)。改定されることがあります
・特定のサービスの利用や課金をすすめるものではありません
この記事でわかること
- 法人・個人・個人事業の3つの財布を持つ40代が、何をどこまでつないでいるかの実例
- 「つないだ」と「整備した」は別作業だという線引き
- 連携だけでできることと、連携だけでは分からないこと
- 無料会員では収まらず有料プランを使っている理由(公式の連携可能数の記載を基準に)
- 次にやるなら何から手をつけるか(あくまで私の場合の順番)
逆に「この家計簿アプリが一番です」という結論は書いていません。この記事では、他の家計簿アプリとの比較検証はしていません。
マネーフォワード MEに連携している口座・カード
つないでいるものを整理すると、次のようになります。

法人は口座3行とカード3社、個人は口座8行とカードは持っているもの全部、それに証券口座も連携しています(証券口座の数は非公開)。個人事業は口座1行とカード1社です。
なぜ全部つないだのか。理由は2つあります。1つめは、グループ機能で、法人・個人・個人事業主を分けて見られるからです。固定費編でも書いたとおり、私は法人側と個人側で支払い先のカードを分けています。分けて払っているのに、見るときだけ混ざっていては意味がありません。(口座とカードを3つの区分へ分けている実例)
2つめは、入口が一つで全部見られるから楽だという理由です。1画面に並んでいれば、そこを開くだけで済みます。
つまり私にとっての導入目的は、家計簿をつけることではなく、散らばっている残高と明細を1カ所に集めて、財布ごとに分けて見ることでした。この目的設定が、あとの「やっていないこと」につながります。
無料4件では収まらず、スタンダードコースを使っています
これだけの数をつなぐと、無料会員の範囲には収まりません。公式の料金・機能比較ページによると、連携可能数は無料会員が4件まで、有料のスタンダードコースおよび資産形成アドバンスコースは制限なしと記載されています(2026年8月28日確認)。
私の連携数では4件に到底収まりません。そのためプレミアムサービスのスタンダードコースを使っています。
料金について、ひとつ注意点があります。公式比較表に載っている金額はWeb版サービスの料金で、スタンダードコースが月額540円・年額5,940円、資産形成アドバンスコースが月額980円・年額10,700円と記載されています。iOS・Androidアプリから登録する場合はアプリ内の表示額が適用されるため、契約前に自分の決済方法と表示額を確認してください(2026年8月28日確認)。
連携数以外にも差はあります。同ページには、データ閲覧可能期間が無料会員は過去1年分、有料は制限なし、グループ作成は無料会員が1件まで、有料は制限なしと記載されています。私はこのグループ機能を実際に使い、法人・個人・個人事業の3区分に分けて表示しています。
ここで正直に書いておきます。私が確認できている利用は、連携と、残高・明細の閲覧と、グループでの3区分表示までです。料金・機能・コース構成は改定されることがあるので、最新の内容は公式の料金・機能比較ページでご確認ください。
できていること|残高と明細が1画面に並ぶ
やっていることは単純で、週に1〜2回アプリを開いて、残高と明細を眺める。それだけです。それでも、つなぐ前と比べて楽になった実感はあります。
- 入口が一つで全部見られる:残高と明細を確認するのに、開く場所が1カ所で済みます
- 財布ごとに分かれた状態で見られる:グループ機能で法人・個人・個人事業を分けているので、混ざった数字を見ずに済みます
どちらも地味ですが、私が家計簿アプリに求めていたのは、まさにこの2つだけでした。現在の確認頻度は週1〜2回です。
やっていないこと|カテゴリの振り分けも、予算も手つかず
ここからが本題です。私がやっていないことを並べます。

- カテゴリの振り分け:自動で付いた分類を、そのままにしています
- カテゴリ別の集計を見ること:振り分けていないので、集計を見ても意味のある数字になりません
- 予算の設定:費目ごとの予算を組んでいません
- 月次の振り返り:先月と比べてどうだったか、という見方をしていません
整備すればできるのに、していない。これは機能の問題ではなく、私が作業をしていないだけです。アプリ側にはカテゴリ別に集計する機能があります。使っていないのは私の側の理由です。
では、なぜやらないのか。理由は2つあります。
1つめは、単純に手間で、件数が多いからです。直す対象が多く、継続的に見直す手間をかけられていません。
2つめが一番大きくて、そもそもの目的が入出金の確認、つまり残高と明細を見ることだったからです。集めるのが目的だったので、集まった時点で満足してしまいました。
この章は「振り分けは不要です」という主張ではありません。振り分けをすれば費目別の集計や予算管理ができるのに、私はその作業をしていない、という記録です。振り分けまでやっている方のほうが、当然ながら得られる情報は多くなります。
「つないだ」と「家計を把握した」は別
この記事を書きながら気づいたのは、私がやったのは「見える状態にした」であって、「把握した」ではないということです。
同じ形の話は、私は過去にも書いています。支払い先を項目別に並べた実例は固定費編に、散らばったポイントの残高と有効期限を数えた話はポイントの棚卸し編に、用途別に残したカードの使い分けは一軍クレカ編にあります。
共通しているのは、並べる作業と、中身を判断する作業は別だという点です。並べるのは一度やれば残りますが、中身の判断は続けないと更新されません。家計簿アプリの連携は前者にあたります。連携は入口であって、完成ではないということです。並んでいないものは、判断の対象にすらなりません。
つないで安心する前に、3つ確認しておいてください。1つめ、連携したデータが常に最新とは限りません。まずアプリの「最終更新日」を確認し、直近に更新されていなければ手動更新や連携エラーの有無を確認してください。更新の都度、追加認証が必要な金融機関やサービスは自動更新できません。2つめ、プレミアムサービスの更新停止手続きは、決済方法によって違います。Webのクレジットカード決済はWeb版のアカウント設定から。App StoreやGoogle Playを通した決済は、アプリやWeb版からは停止できず、各ストアでの手続きが必要です。退会しただけではストア決済の購読は止まりません。3つめ、重要な支払い判断に使う最新の残高・明細は、金融機関やカード会社の公式画面でも確認してください
次にやるなら、この順番で
次にやるならどうするかも書いておきます。ただし予定であって、確約ではありません。
それでも順番を考えるなら、こうなります。
- まず、連携先の最終更新日とエラーを確認する:整えるより前に、そもそも並んでいる数字が古くないかを見ます
- 次に、家計に含める口座(財布)を決める:グループで3区分にはしてあるので、その中から家計として集計に含める口座を決めます。私の目的は元々「財布を分けて見る」ことなので、ここが一番効きそうです
- そのあと、固定費など確認したい費目だけカテゴリを見直す:全部ではなく、見たい費目に絞ります。手間に対して残る量が多いところからという考え方です
逆に、いきなり全明細のカテゴリを直そうとするのはやめておきます。量が多くて、そもそも諦めたのが今の状態だからです。
正直に言うと、最初に全部つないだ時点で満足しちゃったんだ。そのあとは量が多くて、カテゴリを直すのはそもそも諦めてた。もし整備をやったら、そのときはこの記事を書き換えるよ
まとめ
- マネーフォワード MEに法人(口座3行・カード3社)、個人(口座8行・カード全部・証券口座)、個人事業(口座1行・カード1社)をつないでいる
- 公式の記載では連携可能数は無料会員4件まで、有料は制限なし。私の連携数では収まらないためスタンダードコースを使っている(2026年8月28日確認)
- 公式比較表の月額540円・年額5,940円はWeb版の料金。アプリから登録する場合はアプリ内の表示額が適用される
- できているのは週1〜2回、残高と明細を眺めることと、グループ機能で法人・個人・個人事業を分けて表示すること
- やっていないのはカテゴリの振り分け、費目別集計、予算設定、月次の振り返り。機能の問題ではなく作業をしていないだけ
- 「つないだ」と「整備した」は別作業。連携は入口であって完成ではない
- 次にやるなら最終更新日とエラーの確認→家計に含める口座を決める→固定費など確認したい費目だけカテゴリを見直すの順。全明細を一度に直すのはやらない
- 連携データの更新、決済方法ごとに異なる更新停止手続き、表示される数字のズレは、公式の案内と金融機関の公式画面で確認する
家計簿アプリを入れたものの、連携したところで止まっている。私の現在地はそこです。ただ、つないだところで止まっていても、並べた分だけは見えている。そこから先へ進むかどうかは、また別の作業として考えることにしました。
アプリ上のカテゴリ整理より先に、実際の固定費がどこから落ちているかを並べました。
更新履歴
- 2026年9月9日:関連記事へのリンクを追加
- 2026年8月28日:初版作成
この記事について
本記事は私個人の使い方の記録であり、同じ結果を保証するものではありません。
アプリの料金・機能・コース構成・連携先は変更される場合があります。掲載しているのは2026年8月28日時点の公式ページの記載に基づく内容です。
特定のサービスの利用や課金をすすめるものではありません。導入や課金を検討される際は、必ず公式ページで最新の内容をご確認ください。