家族に家族カードを持たせていて、年会費の請求や値上げの案内が来るたびに「これ、要る?」と迷う40代に向けて書いています。年会費に見合っているのか、値上げが来たら残すか外すかを何で決めるのか、という悩みです。私も更新の案内が来たら一応検討する派で、今回は値上げが決まったANAアメックス・ゴールドの家族カードを考えました。
先に結論です。私にとって家族カードのいちばん大きな価値は、ラウンジなどの特典より「家族の決済を、いま条件を追っているカードに寄せられる」ことです。私の家族カードは3枚。並べると、年会費を払っているのはANAアメックス・ゴールドの1枚だけで、17,050円→21,450円(2026年12月の明細計上から新年会費になる見込み)に上がります。いまの役割はカードラウンジだけで、これは年会費0円のマリオットの家族カードでも入れます。それでも私は更新します。マリオットの修行が終わったらANAで決済して、ANAマイルを貯めるからです。
この記事は年会費の請求月をカレンダーに並べた記事の続きで、そこで「12月請求」と書いた家族カード1枚の話です。改定の全体はANAアメックスの改定を整理した記事にあります。
この記事の前提
◆ 年会費はすべて税込で、各社公式の金額です
◆ 「前回の請求」は明細に年会費が載った日です。銀行口座からの引落日とは別です
◆ 利用額は万円単位に丸めています。妻の利用額は出していません
◆ 年会費・特典は2026年9月12日時点の公式情報です
◆ 家族カードの利用・更新・解約をすすめるものではありません
この記事でわかること
- 家族カード3枚の年会費と、いまの役割
- 家族カードの価値を「決済を寄せられるか」で見る理由
- ANAアメックス・ゴールドの家族カードが21,450円になる時期と、手続きの期限
- 家族カードを残すか決めるときに確認する4つ
結論|21,450円でもANAの家族カードを更新する
先に答えを書くと、ANAの家族カードは更新します。見ている軸は、家族の決済を、いま条件を追っているカードへ寄せられるかどうかです。
アメックス公式のANAアメックス・ゴールドの家族カード案内には、「家族カードでのご利用代金はすべて基本カード会員様宛に請求させていただきます」、ポイントは「すべて基本カードに加算されます」とあります。私が持つANAアメックスとマリオットでは、家族カードの利用分が基本カードの対象集計に含まれます。家族の支払いを、自分がいま年間の利用条件を追っているカードの集計に乗せられるということです。私が家族カードを持たせたのも、この合算のためでした。
私の3枚を、年間の条件と現在の使い道で比べると、条件を追っていないANAの家族カードにいま残っている役割はラウンジです。その役割がほかの家族カードと重なれば、年会費を払う理由は薄くなります。なお、対象になる利用や集計の条件はカードごとに違います。合算の扱いは、各社の公式で確認が必要です。
家族カードって、奥さんがラウンジに入れるとか、特典のために持たせるもんだと思ってた。違うの?
俺の場合は修行のため。妻の分の利用も本会員に合算されるからね。ラウンジは、ANAの家族カードでいま使ってるのがそれだけ、って話
家族カード3枚の年会費と今の役割

私たちは40代の夫婦2人暮らしです。家族カードは3枚あり、ANAアメックス・ゴールドとマリオットの家族カードは妻が持っています。もう1枚はセゾンプラチナ・アメックスの家族カードです。
ANAアメックス・ゴールドは、前回の年会費が17,050円(明細に載った日は2025年12月26日)。2026年12月の明細計上から21,450円になる見込みです。
Marriott Bonvoy アメックス・プレミアムは、本会員の年会費82,500円に対して、家族カードは1枚目が無料、2枚目以降は41,250円(税込)です(公式FAQ・2025年8月21日以降の申し込みの場合)。私は2026年4月に可決されたので1枚目無料です。利用分は基本カードに集約されます(カードの公式案内)。
セゾンプラチナ・アメックスは、セゾンの家族カード案内では家族カードの年会費が3,300円(税込)。私の場合は、個人のセゾンプラチナ(本会員の公式の年会費は33,000円)がセゾンプラチナ・ビジネスの特典で無料になっていて、その家族カードも無料です。利用代金もポイントも本カードと合算されます。
実際の負担は17,050円・0円・0円。3枚のうち年会費を払っているのはANAの1枚だけです。そのANAの家族カードは、次の更新で17,050円から21,450円へ、4,400円・約25.8%の値上げになります。カード全体の年会費は年会費23万円の内訳を出した記事にありますが、家族カードで悩む対象は1枚でした。
家族カードを持たせた理由は修行|ANAとマリオットは家族の利用分を合算できる
ここでいう修行は、カードごとに年間の利用条件の最上位を達成することです。
ANAアメックス・ゴールドの2026年の条件は「ANA SKY コイン獲得プログラム」で、年間300万円以上が最上位。ここに妻の分も入れていました。2026年の利用額は約385万円(8月15日時点・万円丸め)で、300万円は達成済み。この約385万円には妻の分も入っています。このプログラムは2026年12月31日で終わります(SKYコインのプログラム終了の記事)。
達成後は決済をマリオットへ移し、妻の買い物や旅費も、いまは全部マリオットの家族カードです。マリオットは年500万円以上でプラチナエリートで、2026年は500万円が目標。家族カードの分も基本カードに合算して集計されますが、特典を受け取るのは基本カード会員だけです。

ANAの300万円までは妻の分もANAへ、達成後はマリオットへ、マリオットの修行が終わったらANAへ。家族カードがあれば、私が決済先を移すたびに、妻の分も同じカードへ寄せられます。
ANAの家族カードは17,050円から21,450円へ|新年会費は家族カード自身の更新月から
アメックス公式のANAアメックスの提携カードのリニューアル案内では、家族カードの年会費は1枚あたり17,050円から21,450円(税込)へ改定されます。基本カードは34,100円から42,900円です。
始まる時期は、同じページのFAQに「2026年10月28日までに家族カードをお持ち・お申し込みのカード会員様は、2026年11月以降のご請求分(2026年11月21日以降のお引き落とし分)より、順次サービス改定後の年会費となります」。続けて「家族カード<ANAアメックス・ゴールド>の新年会費開始は、家族カードの年会費請求タイミングとなります。基本カードとはタイミングが異なる場合がありますので、家族カード年会費の請求月を確認ください」とあります。
私の場合、前回の年会費の請求(明細に載った日)は家族カードが2025年12月26日、本会員が2026年1月19日で、月が違います。家族カードは2026年12月の明細計上から21,450円、本会員は2027年1月から42,900円になる見込みで、値上げは家族カードのほうが先です。

切り替えや解約には期限があります。FAQの回答は「2026年11月以降のご自身の年会費支払いタイミングをご確認の上、その1ヶ月前までに切り替え/解約手続きを行ってください」。私の家族カードは、前回の年会費が2025年12月の明細に載っているので、新年会費21,450円の請求開始は2026年12月の見込みです。ただし、公式が切り替え・解約の期限としているのは年会費の支払いタイミングの1カ月前までです。明細に載った月だけで期限を決めず、会員ページの支払日やカード裏面の窓口で、自分の期限を確認します。
家族カードの新しい年会費は、家族カード自身の請求タイミングから始まると公式に案内されています。基本カードとは時期が異なる場合がありますので、本会員の請求月だけを見て判断しないでください。切り替えや解約はその支払いタイミングの1カ月前までです
いまの役割はカードラウンジだけ|無料の家族カードと重なっている
決済をマリオットへ移したので、いまのANAの家族カードは、カードラウンジに入るための専用です。家族カード案内には旅行傷害保険も並びますが、航空券などの代金をこのカードで払うと付く利用付帯です。
そのラウンジが、ほかの家族カードと重なっていました。アメックスの空港ラウンジのFAQには「アメックスのカードと搭乗券のご呈示で、国内外にある対象の空港ラウンジを無料で利用できます」「※本特典は家族・追加カード(付帯特典あり)でもご利用いただけます」とあり、本人と同伴者1名まで無料の対象に、Marriott Bonvoy アメックス・プレミアムとANAアメックス・ゴールドがどちらも並んでいます。
年会費0円のマリオットの家族カードでも、ANAの家族カードと同じアメックスの空港ラウンジに入れます。21,450円になるANAの家族カードのいまの役割は、無料の家族カードで代わりが利きます。
じゃあ次は21,450円払って、ラウンジに入るだけってこと?それ、無料のほうで足りるよね?
ラウンジだけで見れば、そう。重なってる。それでも更新する理由は別にある
それでも更新する理由|次はANAで決済する
私の答えは更新です。理由を私の言葉のまま書くと、「マリオット修行が終わったらANAで決済するから更新する。ANAマイル貯める」。ANAアメックスはいま手持ちカードの一軍から外れていますが、次にANAで決済する予定があるので、家族カードを残します。改定後の年会費と特典は、ANAアメックスの改定を整理した記事にまとめました。
ANAマイルは、妻の分に使ったこともあります。以前、ANAアメックスのポイントをANAマイルへ移し、そのマイルを妻のANA特典航空券に使ったことがあります(アメックスのポイントの交換先の記事)。2026年7月ごろには、Vポイントを妻の分としてANAマイルへ交換しました(ANAマイルへの交換タイミングの記事)。
ANAアメックスの年間の条件は、2027年1月1日から「利用ボーナスマイル」に変わり、ゴールドは年間400万円以上が対象です。公式の家族カード案内には「家族カードご利用分との合算で『利用ボーナスマイル』の条件達成も容易に」とあります。家族カードが残っていれば、ANAで決済する時期が来たとき、妻の分もANAへ寄せることができます。実際に寄せるかどうかは、そのときの話です。
マリオットの修行が終わったら、ANAで決済してANAマイルを貯める。だから更新。ラウンジが重なってるのは分かったうえでね
家族カードを残すか決める4項目
3枚を並べたときの見方を、4つにまとめます。
1つ目、年会費の実額。公式の金額ではなく自分の負担額と、改定後の次の請求額を見ます。セゾンの家族カードは公式では3,300円でも私は0円、ANAの家族カードは前回17,050円で次回21,450円。前回の明細計上月の探し方は、カードごとの年会費の明細計上月を確認する記事に書きました。
2つ目、家族の利用額が、どのカードの条件に合算されるか。合算先で自分がいま条件を追っていなければ、合算は効きません。対象になる利用や集計の条件はカードごとに違うので、公式で確認します。マリオットのように特典を受け取れるのは基本カード会員だけ、という形もあり、家族の分は本会員の条件を満たすための合算として効きます。
3つ目、いまの役割が、ほかの家族カードと重なっていないか。手持ちのほかの家族カードで代わりが利くかを見ると、重なりに気づけます。
4つ目、次にそのカードへ決済を寄せる予定があるか。役割が重なっていても、次にそのカードで条件を追う予定があれば、残す理由になります。私が更新を決めたのは、この4つ目があったからです。予定が無く、役割も重なっているなら、切り替えや解約を考える材料になります。
そして手続きの期限。家族カードは本会員と更新月が違うことがあります。前回の明細で更新月を確認したうえで、切り替え・解約の具体的な期限は、年会費の支払いタイミングから逆算して会員ページまたは窓口で確認します。
まとめ
- 私が3枚を比べたときの主な判断軸は、家族の決済を、いま条件を追っているカードへ寄せられるか
- 家族カードは3枚。年会費を払っているのはANAアメックス・ゴールドの1枚だけ(マリオットは1枚目無料、セゾンはビジネスの特典で無料)
- ANAの家族カードは前回17,050円、2026年12月の明細計上から21,450円の見込み(4,400円・約25.8%増)
- いまの役割はカードラウンジだけで、年会費0円のマリオットの家族カードでも同じラウンジに入れる
- それでも更新するのは、マリオットの修行が終わったらANAで決済してANAマイルを貯めるから。家族カードがあれば、妻の分もANAへ寄せられる
- 確認するのは年会費の実額/合算先/役割の重なり/次に寄せる予定の4つ。切り替え・解約の期限は年会費の支払いタイミングの1カ月前まで(具体的な日は会員ページで確認)
今回の答えは更新です。
今日1つだけやるなら、これです。家族カードごとに「年会費の実負担/いまの役割/代わりになるカード/次に決済を寄せる予定」の4つを書き出す。4つがそろうと、残すか外すかの理由がはっきりします。切り替えや解約を考えるなら、そのあとで自分の年会費の支払いタイミングと手続きの期限まで確認します。
家族カードは、特典の一覧だけで比べると決めにくいものです。家族の利用分がどのカードに合算されるか、いまの役割がほかと重なっていないかを先に見てください。年会費や特典は改定されることがありますので、最新の内容は各社の公式情報で確認してください
持っているカードの役割を、先に決めておく
手持ちのカードを役割別に整理した手順は、こちらにまとめています。
更新履歴
- 2026年9月13日:初版を公開
この記事について
本記事は私個人の家族カードについての判断の記録であり、特定のカードの利用・更新・解約をすすめるものではありません。年会費はすべて税込で、年会費・特典・条件は2026年9月12日時点の各社公式情報にもとづいています。年会費や特典は改定されることがあります。家族の個人情報や家族の利用額は公開していません(本人の利用額は万円単位に丸めています)。正確な年会費・請求時期・手続きの期限は、必ず各社の会員ページと公式情報でご確認ください。