積立を始めたものの、相場が下がるとアプリを開いて止めたくなる、金額を下げたくなる40代に向けて書いています。長期で淡々と続けるのがいいとされているのは知っているのに、自分にできる気がしない。そういう状態の話です。
先に結論です。私の積立が続いているのは意志が強いからではなく、その月に決めることが発生しない設定にしているからです。週報を5週続けたところ、買付0円の週が4つありました。8月15日から9月5日までは3週連続で買付0円。そのうち8月22日から9月5日までの2週間は、取引履歴でも買付・売却・入金・出金・配当分配金がないことを確認しています。8月15日から22日は、買付がなかったことまでの確認です。何もしていないのではなく、買うかどうかをその月に決めなくていい形にしてあるだけです。
設定の中身は5つ。決済を積立用のカードに切り離す・約定日と金額を固定する・週報の記録日を土曜に決める・売らない止めないと先に決める・買付と値動きを分けて記録するです。配分そのものは月9万円の内訳と、配分に理論的な根拠がないことまで書いた実録に、決済に使っているカードの話は積立専用にしたカードの記事に書きました。この記事はその続きで、週報に「買付0円」が並ぶ裏側の設定を全部出します。なお私は元本割れを経験しておらず、同じ設定をすすめる記事でもありません。
この記事の前提
◆ 積立額は2026年8月時点の配分、設定の確認は2026年9月です
◆ 公開する資産額は万円単位に丸めています(毎月の積立額はそのままの数字です)
◆ 取引所名・口座名・銀行名は書きません。「別口座」「個人の口座」と表記します
◆ 私はまだ元本割れを経験していません。その前提で読んでください(後述)
◆ 私一人の記録であり、同じ設定・同じ配分をすすめるものではありません
この記事でわかること
- 毎月10日に自動で動く2本の経路(カード決済と銀行引落)の中身
- 積立の設定を最後に触った時期と、それ以降触っていない理由
- 週報の記録日を土曜に決めた理由と、買付と値動きを分けた記録の取り方
- 下げた局面で私がやらなかったことと、私が経験していないこと
結論|決める場面を、設定でなくした

毎月の積立は合計9万円です。全世界株式のインデックスファンドに5万円、ゴールドのインデックスファンドに1万円、ビットコインに3万円。前の2つはNISA口座(つみたて投資枠と成長投資枠)で、ビットコインはNISA外の別口座です。
動く日は毎月10日。経路は2本あります。NISAの6万円は積立用に分けたクレジットカードの決済、別口座のビットコイン3万円は銀行口座からの引落。どちらも、法人・個人事業と分けている個人のお金の流れのうち、個人の口座から出ていきます。
3つとも自動で買い付ける設定にしていて、私が毎月操作している部分はありません。設定画面を最後に触ったのは2026年4月、ゴールドの1万円を足したときで、それ以降は触っていません。
つまり、「今月どうするか」を決める場面がカレンダーに無い。触らずにいられるのは我慢の結果ではなく、触る場面が来ない作りにしてあるだけです。以下、その5つの設定を順番に出します。
下がってる月でも、止めようとか減らそうとか思わないの?よく耐えられるよな
耐えてるっていうか、決める場面が来ないんだよ。毎月10日に勝手に約定して終わり。設定を最後に触ったのは4月だ
設定1|決済を積立用のカードに切り離した
NISAの6万円はクレジットカード決済です。使っているのは1枚だけで、このカードは積立用にしています。積立以外の利用はサブスクが数件、月3千円ほどです。
分けた理由は明細です。買い物が混ざると、その月にいくら積み立てたのかが明細から読み取りにくくなります。積立以外の利用をサブスク数件に絞っているので、積立6万円の行が日々の買い物に埋もれません。明細から積立額を見つけやすくなり、確認のために証券口座を開く用事が減りました。
ポイントは2026年8月9日付で300ポイント、積立6万円の0.5%に当たります。ただし付与率は集計期間ごとの対象利用額で決まり、制度自体が改定される場合もあります。2年目以降は前年の対象利用額が10万円未満だと0%で、積立額そのものは集計の対象外です。私のように積立以外が月3千円ほどのままなら、年間10万円の条件には届きません。一方、すでに払っている集計対象の支払いを移せば、管理のしやすさと0.5%を両立できる場合があります。不要な支出を増やす話ではありません。条件は三井住友カード公式のクレカ積立のポイント付与率のページで確認できます。
クレカ積立にする前はまとめて成り行きで買ってたんだよ。いまは定額・自動になって、何も考えなくてよくなった
付与率の条件と、積立専用にして300ポイントだった月の記録は、別の記事にまとめています。自分の積立以外の支払いで条件に届くかどうかは、先にそちらで確かめられます。
設定2|約定日と金額を固定した
投信は毎月10日約定です。8月は10日に5万円と1万円が約定し、受渡は17日。ビットコインも同じ10日に3万円ぶん積み立てています。2026年9月10日の積立も、投信6万円・ビットコイン3万円とも予定どおり約定しました。
日付と金額を決めたら、あとは動かしません。例外は1回だけ、2026年4月にゴールドの1万円を足したときです。相場が上がっていて面白そうだと思って足したもので、相場を見て設定を変えたのはこの1回だけです。下がった月に金額を減らしたことはありません。配分そのものに理論的な根拠がないことは毎月9万円の配分の記録に書いたとおりです。ここで言えるのは、金額の決め方が上手いという話ではなく、決めたあとに動かしていない、という一点だけです。
上がっていても下がっていても、同じ金額が同じ日に出ていきます。日付を固定しておくと、月の途中で相場が動いても「今月ぶんをどうするか」という問いが立ちません。10日は、私が判断する日ではなく、設定が動く日です。
設定3|週報の記録日を土曜に決めた
週報の記録日は土曜です。週次の集計に使うため、証券口座の資産推移を土曜の値で記録しています(預り金は除外)。ビットコインは同じ土曜時点の評価額を手で書き写します。週報のために必ず口座を見るのは、この土曜の記録時です。
それ以外は、週に1回開くかどうか。値動きの通知はオフにしてあります。

図の増減は証券資産だけで、ビットコインは含めていません。8月1日からの5週間で、買付があったのは8月10日約定の週だけ(投信6万円+ビットコイン3万円)。残り4週は買付0円でした。
8月15日から9月5日までは3週連続で買付0円です。そのうち8月22日から9月5日までの2週間は、取引履歴でも買付・売却・入金・出金・配当分配金がないことを確認しています。8月15日から22日は、買付がなかったことまでの確認です。直近の週の数字は買付0円だった9月第1週の記録に書いています。
そんなに見ないの?俺、通知が来るたびに開いちゃうんだよな
通知が来れば、そのたびに増減が目に入ります。私は通知をオフにしているので、値動きをきっかけに口座を開くことはありません。
設定4|売らない・止めないと先に決めた

積立を始めてから、金額を変えたことも、止めたことも、売ったこともありません。ゴールドを足した1回を除けば、設定への操作はゼロです。2026年4月以降は、相場が上がった週も下がった週も、設定に触れていません。
保有したままにしているものもあります。旧つみたてNISAは買付0円のまま保有していて、2026年上期は約70万円から約80万円になりました。旧つみたてNISAを買付0円で保有している記録のとおり、制度上、新規の買付ができない口座です。
比べたことはあります。特定口座を年初に売って新NISAで買い直していたらどうなっていたかを、特定口座を売って買い直した場合の比較で計算しました。ただし計算しただけで、実際には売っていません。比べることと、口座を動かすことは別に置いています。
売って買い直したらどうなるかは計算までした。けど実際には売ってない。数えるのと、口座を触るのは別の話にしてる
設定5|買付と値動きを分けて記録した
記録の書き方も、動かさないための設定のうちです。増えた・減ったを1本の数字だけで見ると、入金のぶんなのか値動きのぶんなのかが混ざります。
入金と運用損益を分けた上期記録では、期首約487万円から期末約634万円を、入金約82万円と運用損益約64万円に分けて書きました。分けておくと、増えた理由が入金なのか値動きなのかを、後から取り違えません。
週報でも同じ分け方をしています。資産増減と評価損益増減の差は、買付額と合うかを見る補助検算にしています。売却・入金・出金・配当分配金の有無は、取引履歴で別に確認します。5項目を確認できた週だけ、「動いたのは値動きだけ」と記録しています。
この記事で「動いたのは値動きだけ」と書けるのは、8月22日から9月5日までの2週間だけです。
ただし、私が経験していないこと
ここまでが設定の話です。ここからは、差し引いて読んでほしい部分になります。
下げた局面は昨年に1回あります。評価額は下がりましたが、投じた金額を割り込んではいません。そのときも売らず、止めず、翌月も同じ金額が引き落とされました。設定が動いた、というだけの話です。
つまり私はまだ、元本を割った状態を経験していません。含み益が減るのと、元本を割るのとでは、感じ方が違う可能性は十分にあります。毎月9万円の配分を書いた記事でも同じ留保を付けましたが、この記事で書けるのも今のところ設定を触っていない、という事実までです。
前提もひとつ。生活に必要なお金は回していません。余剰資金の範囲で、長期で見ています。この前提が違えば、同じ設定でも同じようには動かないはずです。
制度そのものの説明は、この記事ではしていません。NISAの概要は金融庁のNISAを知るのページ、暗号資産にかかる税の扱いは国税庁の暗号資産に関する税務上の取扱いの資料で確認できます。ビットコインはNISAの対象外です。売却または使用して生じる利益は、事業所得等の原因となる行為に付随して生じる場合を除き、原則として雑所得に区分されます。
設定の形だけを写す前に、3つを確かめてください。1つ、余剰資金かどうか。2つ、近い時期に使う予定のあるお金ではないか。3つ、下がった月にも止めずにいられる金額か。投資信託も暗号資産も元本が保証されるものではありません。どこまでの下落を受け入れられるかは人によって違いますから、タカシさんの金額をそのまま当てはめないでください
まとめ
- 続いているのは意志ではなく、毎月10日に自動で動く2本の経路にしてあるから。カード決済6万円+銀行引落3万円で合計9万円
- 設定1:決済は積立用のカードに切り離した。積立以外はサブスク数件なので、積立6万円の行が買い物に埋もれず、明細から見つけやすい
- 設定2:約定日と金額は固定。設定を最後に触ったのは2026年4月(ゴールド1万円の追加)で、それ以降は触っていない
- 設定3:週報の記録日は土曜。それ以外は週に1回見るかどうかで、値動きの通知はオフ。8月15日から9月5日までは3週連続で買付0円、うち8月22日からの2週間は取引履歴でも買付・売却・入金・出金・配当分配金なし
- 設定4:売らない・止めないと先に決めた。比較の計算はしても口座は動かさない
- 設定5:買付と値動きを分けて記録した。差額は買付の補助検算で、売却・入出金・配当分配金は取引履歴で別に確認
- ただし元本割れは未経験で、下げの経験は昨年の1回だけ
「触らない」は、我慢の話ではありませんでした。触る場面が来ない作りにしてあるだけです。私の場合は、その作りが決済の切り離し・約定日と金額の固定・週報の記録日を土曜に固定・売らない止めないと先に決める・買付と値動きを分けた記録の5つに分かれていました。元本を割った局面で同じようにいられるかは、まだ分かりません。
今日1つだけやるなら、これです。積立の設定画面を開いて、約定日と金額をメモする。変えるためではありません。次に相場が動いたとき、もう決めてあると確かめられるようにしておくためです。
意志で続けようとすると、毎月その意志を出し直すことになります。決める回数を減らす設計のほうが、続けやすいのです。まずは約定日と金額を書き出すところまで済ませてみてください。そのうえで、止めずにいられる金額かどうかを見直せば十分です
まず毎月の積立額と配分を整理する
設定を触らないでいるには、何にいくら積み立てているのかが1枚で見えている必要があります。私の毎月9万円の内訳は、こちらに書きました。
更新履歴
- 2026年9月12日:初版を公開
この記事について
本記事は私個人の積立設定と記録であり、同じ結果を保証するものではありません。投資助言ではなく、特定の商品・口座・カードの利用をすすめるものでもありません。投資信託・暗号資産は元本が保証されず、価格変動により損失が生じる可能性があります。ビットコインはNISAの対象外で、売却または使用して生じる利益は、事業所得等の原因となる行為に付随して生じる場合を除き、原則として雑所得に区分されます。積立額は2026年8月時点の配分、設定の確認は2026年9月時点で、公開している資産額は万円単位に丸めています。取引所名・口座名・銀行名は公開していません。私は元本割れを経験していません。NISAの制度内容は金融庁、暗号資産の税の取扱いは国税庁、クレカ積立の付与条件は各カード会社の公式情報でご確認ください。