2024年から新NISAが始まりましたが、それ以前の旧つみたてNISAで購入した投資信託も、そのまま保有しています。
旧つみたてNISAの残高を見て、「新NISAへ移した方がいいのか」「そのまま持っていて大丈夫なのか」と気になる方もいるのではないでしょうか。
私の旧つみたてNISAは、2026年上期に追加購入をしていません。それでも評価額は約70万円から約80万円へ増え、半年間で約10万円のプラスとなりました。
この記事では、証券会社の取引残高報告書をもとに、旧つみたてNISA、新NISA、特定口座を分けて実績を公開します。
資産全体の上期実績は、先に公開した「【2026年上期】投資実績を公開|入金約82万円・運用損益約64万円」でまとめています。
この記事でわかること
- 旧つみたてNISAの2026年上期実績
- 買付0円でも評価額が増えた理由
- 旧つみたてNISAと新NISAの扱いの違い
- 新NISA、特定口座と比較した運用結果
- 旧NISAを売却せず保有している現在の状況
結論:買付0円でも約70万円から約80万円へ増えた
2025年12月末から2026年6月末までの旧つみたてNISAの実績は、次のとおりです。
| 項目 | 実績 |
|---|---|
| 2025年12月末の評価額 | 約70万円 |
| 2026年6月末の評価額 | 約80万円 |
| 上期の買付額 | 0円 |
| 評価額の増加 | 約10万円 |
| 期首評価額に対する増加率 | 約14% |
※証券会社の報告書に記載された円単位の数値で計算し、記事では万円単位に丸めています。
※約10万円の増加は保有中の評価額の変化であり、売却して確定した利益ではありません。
上期は1円も追加購入していないため、約10万円の増加は保有している投資信託の値上がりによるものです。
旧つみたてNISAではオール・カントリーを保有
旧つみたてNISAで保有しているのは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)です。
2026年6月末時点の保有数量は約21万口でした。2026年上期は売却も追加購入もしておらず、そのまま保有しています。
「買付0円」と書くと積み立てを止めたように見えるかもしれませんが、旧つみたてNISAでは2024年以降の新規購入ができません。現在の積み立ては、新NISAのつみたて投資枠で別に続けています。
旧つみたてNISA・新NISA・特定口座を比較
同じ半年間の投資信託を、口座区分ごとに分けると次のようになりました。
| 口座区分 | 評価額の変化 | 上期の内訳 |
|---|---|---|
| 旧つみたてNISA | 約70万円から約80万円 | 買付0円 運用約+10万円 |
| 新NISA | 約185万円から約263万円 | 買付約53万円 運用約+25万円 |
| 特定口座 | 約220万円から約250万円 | 買付0円 運用約+30万円 |
新NISAの評価額は約78万円増えていますが、このうち約53万円は上期に追加購入した金額です。入金分を除いた運用による増加は約25万円でした。
一方、旧つみたてNISAと特定口座は上期の買付が0円だったため、評価額の差がそのまま上期の運用による増減になります。
資産がいくら増えたかを見るときは、追加で入金した金額と、値動きによって増えた金額を分けて確認することが大切だと感じました。
旧つみたてNISAはすぐに売却する必要はない
金融庁によると、2023年までの旧つみたてNISAで購入した商品は、購入時から20年間、非課税で保有できます。
また、旧NISAの保有分は、新NISAの非課税保有限度額1,800万円とは別枠で管理されます。新NISAが始まったからといって、旧つみたてNISAの商品を直ちに売却する必要はありません。
ただし、旧つみたてNISAの商品を新NISAへそのまま移すことはできません。非課税期間が終わった後、新NISAへロールオーバーすることもできないため、購入した年ごとの非課税期間は確認しておく必要があります。
参考:金融庁「2023年までのNISA」
私は上期中、売却せずに保有を続けた
2026年上期は、旧つみたてNISAのオール・カントリーを売却せず、そのまま保有しました。
半年間の結果だけを見れば約10万円増えましたが、今後も同じように増えるとは限りません。相場が下落すれば、評価額が大きく減る可能性もあります。
旧つみたてNISAを売るかどうかは、半年間の損益だけでなく、非課税期間、資金を使う時期、保有商品の内容などを含めて考える必要があります。
私自身、旧つみたてNISAは保有を続ける一方で、特定口座の投資信託を売却して新NISAで買い直すかは迷っています。
そこで次の記事では、2025年末に特定口座を売却し、新NISAで買い直していたら2026年6月末にどうなっていたのか、実際の保有データを使って比較する予定です。
特定口座との比較で分かったこと
その比較は「【新NISA】特定口座を年初に売って買い直していたら?半年後の差を実データで比較」で公開しました。特定口座で保有している投資信託3本について、2025年末に売却して新NISAで買い直していたらどうなっていたかを、実際の保有データで計算したものです。
| 比較ケース | 6月末評価額 | 売却時の税金 | 税引後金額 |
|---|---|---|---|
| 特定口座で保有を継続 | 約232万円 | 約24万円 | 約208万円 |
| 年末に売却し、新NISAで買い直し | 約211万円 | 0円 | 約211万円 |
画面上の評価額は特定口座のまま保有した方が約21万円多く見えます。ただし特定口座の評価額には、まだ払っていない売却時の税金が含まれています。同じ基準にそろえると、新NISAへ買い直したケースが約3万円多い結果でした。
一方で、買い直すには2025年末に約18万円の税金を先に払い、投資できる元本を約187万円まで減らす必要があります。さらに、その約187万円は新NISAの成長投資枠を使うため、年間240万円のうち残りは約5万円という計算になりました。半年間の差が約3万円であることを考えると、「買い直した方が必ず得」と言い切れる結果ではありません。
旧つみたてNISAをそのまま持ち続けている理由
この比較でやっていたのは、あくまで特定口座の話です。旧つみたてNISAは前提が違います。
旧つみたてNISAで買った分は、購入時から20年間は非課税で保有できます。特定口座のように「売却時の税金を差し引いてから買い直す」という計算にはなりません。そして本文で書いたとおり、旧NISAの保有分は新NISAの非課税保有限度額1,800万円とは別枠で管理されます。
つまり旧つみたてNISAを売って新NISAで買い直すと、別枠で管理されていた分を1,800万円の枠に入れ直すことになります。非課税で置いておける場所が増えるわけではありません。私が急いで動かしていないのは、この点が大きいです。
ただし、そのまま持ち続けるのが常に正しいという意味ではありません。非課税期間が終わった後に新NISAへ移すことはできないので、購入した年ごとの期限は確認しておく必要があります。資金を使う時期が近い場合も、判断は変わります。
新NISA側との役割分担
旧つみたてNISAでは新規の買付ができないため、この枠は「置いておく箱」になっています。実際に毎月お金が入っているのは新NISA側です。
私が毎月続けている定額積立は、新NISAのつみたて投資枠でオール・カントリーが5万円、成長投資枠でゴールドファンドが1万円の計6万円です。これに新NISAの枠外でビットコインを3万円積み立てていて、合わせて毎月9万円になります。この配分をどう決めたのかは「【新NISAは月6万円】オルカン5万・金1万、BTCは別枠3万|なんとなく始めた40代の積立」に記録しました。正直に書くと、この金額に理論的な根拠はありません。
旧つみたてNISAと新NISAで同じオール・カントリーを持っていても、役割は分かれています。旧つみたてNISAは買付を止めた状態で20年の非課税期間を使い切る枠、新NISAは今の積立を受ける枠、という整理です。
資産全体の数字は「【2026年上期】投資実績を公開|入金約82万円・運用損益約64万円」にまとめてあり、その後は週ごとの記録に切り替えています。旧つみたてNISAの半年間の約10万円増を、資産全体のなかでどう見るかは、そちらとあわせて読んでいただくと分かりやすいと思います。
まとめ
2026年上期の旧つみたてNISAは、追加購入0円のまま、評価額が約70万円から約80万円へ増えました。
上期の評価額の増加は約10万円で、期首評価額に対して約14%です。
旧つみたてNISAの商品は、購入時から20年間は非課税で保有でき、新NISAの1,800万円とは別枠で管理されます。新NISAが始まったことだけを理由に、すぐ売却する必要はありません。
一方、非課税期間終了後に新NISAへそのまま移すことはできません。購入年ごとの期限を確認しながら、売却する時期を考えていく必要があります。
今回の結果は、私個人の保有商品と期間による一例です。同じ商品を保有しても、同じ結果になるとは限りません。
投資商品は価格が変動し、元本割れする可能性があります。実際に投資する際は、商品の内容とリスクを確認したうえで、ご自身の判断でお願いします。