小さな会社を経営しながら、個人事業もしている40代に向けて書いています。法人と個人事業の支払いが1枚のカードに混ざる、ビジネスカードを2枚持てるのか分からない、2枚目もゴールドにするべきか、という悩みです。私も法人と個人事業の両方が動いていて、アメックスのビジネス・カードを2枚使っています。
先に結論です。法人の経費はアメックス・ビジネス・ゴールド、個人事業の経費はアメックス・ビジネス・グリーン。事業ごとにカードを分けています。個人事業のほうをゴールドにしなかったのは、年会費を抑えたかったから。基本カードの年会費は2枚合計62,700円(税込・追加カード等を除く)で、個人事業側のグリーンは13,200円です。分けてよかったのは、経費が明確になることと、明細を仕分ける必要がないことです。
私は法人用のビジネス・ゴールドと個人事業主用のビジネス・グリーンを実際に使っています。ただ、今回確認した公式の申込FAQと会員規約では、この組み合わせを一般的に申し込める条件までは確認できませんでした。これから同じ形を考える方は、ご自身の状況で申し込めるかをアメックスへ確認してください。
この記事は、年会費23万円の内訳を出した記事で「ゴールドとグリーンの2枚を持っているのは、同じ用途で重ねているからではない」と書いた、その2枚の話です。
この記事の前提
◆ 年会費はすべて税込で、アメックス公式の金額です
◆ 年会費・特典は2026年9月14日時点の公式情報です
◆ 利用額の実数は出していません(年間の条件は、達成したかどうかだけ書きます)
◆ 個人事業の内容・口座名・銀行名は伏せています
◆ 「法人用と個人事業主用の2枚持ち」は、今回確認した公式のFAQ・規約では一般的な申込条件を確認できませんでした。私が持っている事実として書いています
◆ 税務・会計の扱いは税理士等にご確認ください
◆ 特定のカードの申し込みをすすめるものではありません
この記事でわかること
- 法人用と個人事業主用に分けている2枚と、それぞれで払っているもの
- ビジネス・カードの申し込みの区分について、公式のFAQ・規約で確認できたこと
- 個人事業主用をゴールドではなくグリーンにした理由と、2枚の年会費・特典の差
- 2枚に分けてよかったこと
- 2枚目のビジネスカードを考えるときに確認する4つ
結論|法人はビジネス・ゴールド、個人事業はビジネス・グリーン
私の答えは、事業ごとにカードを1枚ずつです。法人の支払いはビジネス・ゴールド、個人事業の支払いはビジネス・グリーン。同じ用途を2枚で重ねているのではなく、事業が法人と個人事業の2つで動いていて、支払いに使うカードが別、という形です。
2枚目の個人事業主用は、ゴールドではなくグリーンにしました。理由は年会費を抑えたかったから。本会員の年会費は、ゴールドが49,500円、グリーンが13,200円(税込)です。
ビジネスカードって、1人で2枚も持てるの?会社用と個人事業用で?
俺は実際にこの2枚を持ってる。ただ、ほかの人も同じ形で申し込めるかは、今回見た公式のFAQと規約では確認できなかった。確認できたことだけ、あとで並べるね
2枚の役割|法人の支払いと個人事業の支払いを別のカードで払う

アメックス・ビジネス・ゴールドは法人用です。法人の経費、ネット通販、事務所・通信・ソフトなどの固定費をまとめ、社員の追加カードも稼働させています。引き落としは法人口座です。年間の利用条件は、2025年の利用で500万円を達成し、特典の無料宿泊2泊を受け取っています。2026年分は1泊分の300万円に届いていて、2泊分の500万円はまだ途中です(100万・300万・500万円の年間条件はゴールドカードの年間利用条件を整理した記事)。
アメックス・ビジネス・グリーンは個人事業主用で、2025年10月に取得しました。払っているのは個人事業主関連の経費です(個人事業の内容は伏せます)。年会費が初めて明細に載ったのは2025年12月2日で、取得月からいちばん離れていたカードでした。
グリーンの引き落としは、もともと持っていて使っていなかった個人名義の口座にしています(銀行名は伏せます)。個人事業主として申し込むカードは、引き落とし口座も個人名義です。
カードの所属は、ゴールドは法人、グリーンは個人事業です。法人と役員である私は別の主体で、個人事業と私は同じ個人。同じ「ビジネス・カード」でも所属が違うので、この記事でも2枚を別々に書きます。
なお、法人では三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドも使っています(年100万円の条件を達成した記事)。この記事は、アメックスの2枚の話です。
法人用と個人事業主用の2枚持ち|実例と公式で確認できた範囲
ここは公式の範囲だけ書きます。アメックスのビジネス・カードの会員規約(第1条・2026年2月版)では、申し込みは「法人として」と「個人事業主が個人として」の2通りに分かれています。

法人としての申し込みは、カードを持つ本人が代表取締役などの代表権者です。申し込みのFAQには「法人名義のビジネス・カードは、法人の代表者のみお申し込みいただけます。」とあります。同じFAQには、「法人名義の基本カードは、原則として1法人につき1枚です。従業員の方のために別にカードが必要な場合は、追加カードをお申し込みください。」ともあります。私のゴールドで社員が使っているのも、この追加カードです。
出典は、アメックス公式のオンライン申し込みのよくある質問と、ビジネス・カード会員規約(PDF)です(2026年9月14日確認)。
個人事業主としての申し込みでは、カードの名義は屋号ではなく本人の個人名です。法人カードは、代表者の個人名の下に会社名が入ります。必要な書類も違い、個人事業主は本人確認書類と個人名義の引き落とし口座、法人は本人確認書類に加えて登記事項証明書などと法人名義の口座、実質的支配者の申告が求められます。
では、同じ人が法人用と個人事業主用の両方を持てるのか。今回確認した申込FAQと会員規約では、この組み合わせを一般的に申し込める条件までは確認できませんでした(2026年9月14日時点)。規約には「1枚または複数のカードを発行」という書き方がありますが、法人の区分と個人の区分を同時に持つことには触れていません。
私が書けるのは、法人用のゴールドと個人事業主用のグリーンを、私は実際に持っているという事実までです。これから2枚目を考えるなら、申し込む前にアメックスに確認してください。
公式で確かめられるのは、申し込みが「法人として」と「個人事業主が個人として」の2通りあること、そして法人名義の基本カードは原則として1法人につき1枚であること、までです。法人用と個人事業主用を同時に持てるかは、今回確認したFAQ・規約では分かりませんでした。ご自身の場合を、申し込む前にアメックスへ直接確認してくださいね
個人事業主用をゴールドにしなかった理由|年会費を抑えたかった
個人事業のカードをゴールドにしなかった理由は1つで、年会費を抑えたかったからです。
本会員の年会費は、ゴールドが49,500円、グリーンが13,200円。差は年36,300円です。追加カードの年会費や、2枚の特典の違いは下の表のとおりです(ビジネス・グリーンの公式ページ/ビジネス・ゴールドの公式ページ・2026年9月14日時点)。
| 項目 | ビジネス・グリーン | ビジネス・ゴールド |
|---|---|---|
| 年会費(本会員) | 13,200円 | 49,500円 |
| 追加カード(付帯特典あり) | 6,600円 | 13,200円 |
| 追加カード(付帯特典なし) | 無料 (表の下の注記を参照) |
無料 (表の下の注記を参照) |
| ビジネス・フリー・ステイ・ギフト | なし | 前年の利用が300万円以上500万円未満で1泊、500万円以上で2泊(本会員のみ) |
| ビジネス・ダイニング・コレクション | なし | 対象(2名以上のコースで1名分無料) |
| Square・デルの優待 | なし | 対象(新規利用・事前登録などの条件あり) |
| 海外旅行の死亡・後遺障害(利用付帯) | 最高5,000万円 | 最高1億円 |
| 国内旅行の死亡・後遺障害(利用付帯) | 最高5,000万円 | 最高5,000万円 |
| 海外旅行の治療費(本会員) | 最高300万円 | 最高300万円 |
| 空港ラウンジ(同伴者1名まで無料) | 対象 | 対象 |
| ショッピング・プロテクション | 対象 | 対象 |
※金額はすべて税込です。付帯特典なしの追加カードは、判定期間中に一度も使わないと管理手数料3,300円がかかります(2枚とも共通)。空港ラウンジは、付帯特典なしの追加カードでは使えません。海外旅行保険の携行品損害は、2026年7月1日以降に旅行期間が始まる旅行では対象外です(2枚とも)。6月30日以前に始まる旅行は、補償期間や利用付帯など旧条件を公式案内で確認してください。表の保険の金額は本会員のものです。優待はサービスごとに条件があり、カードを2枚にしても各特典が倍になるわけではありません。
表のとおり、ゴールドにしかない特典はあります。そのうえで、私は個人事業のカードでは年会費を抑えるほうを選びました。2枚目を選ぶときは、ゴールドにしかない特典を、その事業の支払いで使う予定があるかと、年会費の差を並べて見ることになります。
えっ、ゴールドのほうが特典は多いよね?個人事業はグリーンでいいの?
理由は1つで、年会費を抑えたかったから。本会員の年会費で比べると、差は年36,300円
2枚に分けてよかったこと|経費が明確になり、法人・個人事業の明細の選別がいらない
分けてよかったことは2つです。
1つ目は、経費が明確になること。原則として、ゴールドの明細は法人の支払い、グリーンの明細は個人事業の支払いです。どのカードの明細かで、どちらの事業の支払いかを確認できます。
2つ目は、明細を仕分ける必要がないこと。1枚のカードに法人と個人事業の支払いが混ざると、明細の1行ずつを「どちらの事業の支払いか」選別することになります。カードが事業ごとに分かれていれば、その選別がいりません。

なるほど。どのカードの明細かを見れば、どっちの事業の支払いか分かるってことね
そう、選別の必要がない。ただ、例外が1つある
その例外は、個人カードの年間の利用条件を追うために、法人や個人事業の経費を個人カードで払うことがあることです(年間の利用条件に合わせた決済の振り分け)。原則は2枚のビジネス・カード、例外は個人カード、という形です。
例外の後処理は、法人分と個人事業分で違います。法人分は、会社から私への立替精算です。月に1回まとめて、法人口座から私の個人の口座へ振り込んでいます。
個人事業分は、個人事業用の口座から個人の口座へ資金を戻しています。個人事業と私は同じ個人なので、法人の立替精算とは意味が違います。口座間の移動そのものが必要経費になるわけでもありません。帳簿の付け方は税理士等に確認してください。詳しくは法人・個人・個人事業の3つの財布を分けた記事に書きました。
カードを事業ごとに分けるのは、支払いがどちらの事業のものかを分かりやすくする工夫です。ただ、法人と個人事業では主体の扱いが違い、経費の後処理や帳簿の付け方も同じではありません。カードを分けても領収書などの保存や記帳が不要になるわけではありませんので、具体的な扱いは税理士等にご確認ください
2枚目のビジネスカードを考えるときに確認する4つ
私の2枚を並べたときの見方を、4つにまとめます。
1つ目、申し込みの区分と、2枚目を持てるか。法人として申し込むのか、個人事業主が個人として申し込むのか。法人名義の基本カードは、原則として1法人につき1枚です。法人用と個人事業主用を同時に持てるかは、今回確認したFAQ・規約では確認できなかったので、申し込む前にアメックスに確認します。
2つ目、年会費の差と、使う予定の特典。本会員の年会費の差は年36,300円(2026年9月14日時点)。ゴールドにしかない特典を、その事業の支払いで使う予定があるかを見ます。
3つ目、ポイントの扱い。アメックスのポイントに関する公式FAQでは、メンバーシップ・リワードのポイントの合算は同じ名義で複数のカードを持っている場合に限るとされています。法人用と個人事業主用がこの「同じ名義」に当たるかは、私は確認できていません。合算を前提にせず、必要ならアメックスに確認します。ポイントの使い道は、アメックスのポイント交換先を比較する記事にまとめています。
4つ目、年会費の請求月。取得月と、年会費が明細に載る月は同じとは限りません。私のグリーンは10月取得で、年会費が載ったのは12月2日でした。2枚目を持つと請求月が1つ増えるので、カード年会費の明細計上月を管理すると、更新の前に見直しやすくなります。
まとめ
- 法人の経費はアメックス・ビジネス・ゴールド(固定費・ネット通販・社員の追加カードも)、個人事業の経費はアメックス・ビジネス・グリーン(2025年10月取得)
- 「法人用と個人事業主用で2枚持てるか」は、今回確認した公式のFAQ・規約では確認できなかった。確認できたのは申し込みの2区分と「法人名義の基本カードは、原則として1法人につき1枚」まで。申し込む前にアメックスに確認
- 個人事業主用をゴールドにしなかった理由は年会費を抑えたかったから。本会員の年会費はグリーン13,200円、ゴールド49,500円(税込・2026年9月14日時点)
- 分けてよかったのは経費が明確になる/明細の仕分けがいらないの2つ
- 個人カードで事業の経費を払う例外は、法人分は会社からの立替精算、個人事業分は個人事業用の口座から資金を戻すで、後処理が違う。帳簿の扱いは税理士等へ確認
- ポイントは2枚での合算を前提にしない(「同じ名義」に当たるかは未確認)
今回の答えは、事業ごとにカードを1枚ずつ。2枚目は年会費を抑えてグリーンです。
今日1つだけやるなら、これです。直近1カ月の明細で、法人の支払いと個人事業の支払いが同じカードに何件混ざっているかを数える。その件数が、毎月の仕分けの手間です。2枚目を考えるのは、そのあとで構いません。
ビジネス・カードを事業ごとに分けるかは、年会費と、明細を仕分ける手間を並べて考える話です。申し込みの区分や2枚目の扱いはご自身の状況で変わりますので、申し込みの前にアメックスへ、帳簿の扱いは税理士等へ確認してください。年会費や特典は改定されることがありますので、最新の内容は公式情報でご確認ください
カードを分ける前に、口座とお金の区分を決めておく
法人・個人・個人事業の口座とカードをどう置いているかは、こちらにまとめています。
更新履歴
- 2026年9月15日:初版を公開
この記事について
本記事は私個人のビジネス・カードの持ち方の記録であり、特定のカードの申し込みや、2枚持ちをすすめるものではありません。法人用と個人事業主用のカードを同時に持てるかは、今回確認したアメックスの申込FAQと会員規約では確認できませんでした(2026年9月14日時点)。申し込みの可否や条件は、必ずアメリカン・エキスプレスにご確認ください。年会費はすべて税込で、年会費・特典は2026年9月14日時点の公式情報にもとづいています。年会費や特典は改定されることがあります。利用額の実数、個人事業の内容、口座名・銀行名は公開していません。税務・会計上の取り扱いは、必ず税理士等の専門家にご確認ください。