年会費のあるクレジットカードが5枚以上あって、更新の案内が来るたびに「このカード、続けるべき?」を1枚ずつ悩んでいる40代に向けて書いています。私も毎回ゼロから考えていました。全部を一度に見る区切りが無かったからです。
先に結論です。これは2026年10月20日時点の棚卸しです。対象は2026年9月に確認した11件で、その後に増やしたカードも、SAISON MILE CLUB以外にやめたものもありません(2026年10月20日に確認)。SAISON MILE CLUBの退会で、−5,500円は確定しています。一方、ANAアメックス・ゴールドの改定で、+13,200円が次回見込みとして加わります。その結果、合計は前回実績の240,350円に対し、次回見込みが248,050円。1件やめても、見込みでは約7,700円増える計算です。
この記事は年会費の請求月をカレンダーにした記事の続きです。あの時点では「9枚と2件をすべて継続」でしたが、その後に1件やめ、改定の判断も重なりました。それを年1回の棚卸しとしてまとめ直します。
この記事の前提
◆ 2026年10月20日時点の棚卸しです
◆ 金額はすべて税込です
◆ 前回実績(実際に請求された額)と次回見込み(改定後の公式金額)を分けています。次回見込みは実績ではありません
◆ この記事の「請求日」は、会員ページ・明細に年会費が計上された日です。銀行口座からの引落日は、各カードの締め日・支払日によって異なります
◆ 計上日は2026年9月に会員ページ・明細で確認。保有の増減は2026年10月20日に確認(9月以降の変更なし)
◆ 利用額は非公開です
◆ 判断はすべて私の場合です。特定のカードの取得・解約をすすめるものではありません
この記事でわかること
- 年会費のあるカードとサービスを年1回まとめて見直す理由
- 1件ずつ7項目を書き出して「続ける/やめる/下げる」を決める4つの手順
- 解約・切り替えの期限の確かめ方(ANAアメックスとSAISON MILE CLUBの例)
- 確定した減額と、次回見込みの増額を分けて合計を見る方法
11件の棚卸しの結果|10件は続ける・1件をやめた(2026年10月時点)
次の図は、私の11件の結果を公開用に要約したものです。計上日と利用額は載せていません。

対象はカード9枚と有料サービス2件です。サービスの2件は、ビジネス・ゴールドに登録しているメンバーシップ・リワード・プラスと、セゾンプラチナ・ビジネスに紐づくSAISON MILE CLUB。カードではありませんが、毎年請求が来るので同じ枠で数えます。
やめたのはSAISON MILE CLUB(5,500円)の1件。下げる(ゴールドから一般へのダウングレードや、家族カードの解約)に当たるものは、今回はありませんでした。残る10件は続けます。理由は1件ずつ後半に書きます。セゾンプラチナ・ビジネスだけは、割に合わないと分かったうえで続けると決めました。
なぜ年1回まとめて見るのか|更新の案内が来てから1枚ずつ悩むと、全体が見えない
請求月のカレンダーを作ったあと、私は請求の1〜2カ月前に、その1枚だけを見る運用にしました。見るのは3点、年間の条件を達成したか、特典を使ったか、改定が入っていないか。これは今も続けています。
ただ、1枚ずつ見ていると抜けるものがあります。全部でいくらになるのかと、どのカードとどのカードが役割で重なっているのかです。案内が来たカードの前でだけ悩むので、ほかのカードと比べる視点が入りません。
そこで、1枚ずつの確認とは別に、年に1回だけ全件を同じ物差しで並べる日を作りました。個別の確認は「そのカードの請求前」、全体の棚卸しは「年に1回」。役割を分けておけば、どちらも重くなりません。
カレンダーで請求月は分かった。でも1枚ずつ見てると、全部でいくらになるかは見えないんだよな。だから年1回は全部を同じ項目で書き出すことにした
棚卸しの4つの手順

手順1、全件を書き出す。カードだけでなく、カードに紐づく有料サービスも入れます。1件ずつ書く項目は7つ、カード名・前回計上日・前回実績・次回見込み・年間条件の達成・使った特典・改定の有無です。年会費0円のカードも「なぜ0円なのか」と一緒に載せます。0円の理由は年会費0円の理由を4タイプに分けた記事で整理しました。条件が変われば0円ではなくなるからです。
次の図は、1件ずつ書く7項目の記入欄の見本です。この7項目を1枚にそろえておくと、カードが変わっても同じ順番で確認できます。

手順2、1件ずつ「続ける/やめる/下げる」を書く。下げるには、ゴールドから一般へのダウングレードのほか、家族カードの解約も含めます。迷うものは迷うと書いておき、無理に決めません。
手順3、やめる・下げるは期限を確認する。カードの解約・切り替えは、次回の計上日だけでなく、各社の手続き期限を会員ページや窓口で確認します。ANAアメックスは公式が「2026年11月以降のご自身の年会費支払いタイミングをご確認の上、その1ヶ月前までに切り替え/解約手続きを」と案内しています。SAISON MILE CLUBは有効期間終了月の20日まででした。
手順4、合計を前回実績と次回見込みで並べる。前回実績は明細で確認できる数字、次回見込みは公式の改定後金額にもとづく予定です。この2つを混ぜないことで、改定で増える分を見落とさずに済みます。
自分の更新月を先に調べるなら、実請求月を並べたカレンダーを見てください。
今年やめた1件|SAISON MILE CLUB(5,500円)。決済を流さなかったから
今年やめたのは、セゾンプラチナ・ビジネスに紐づく有料サービスSAISON MILE CLUBです。サービス年会費は5,500円で、カード本体とは別に請求が立ちます。前回の計上は2025年12月でした。
やめた理由は1つ。このカードに決済を流さなかったからです。登録はしていても、決済がなければサービスは働きません。2026年9月16日に退会を申し込み、翌日に「承りました」の連絡が来ました。手続きの流れはSAISON MILE CLUBを退会した記録に書いています。
カードは残すのに、サービスだけ先にやめるってアリなの?
アリ。カード本体は、個人のプラチナを0円にする役割があるから残す。でもSAISON MILE CLUBには決済を流さなかったのははっきりしてたから、そっちだけやめた
やめると決めたら、次回の計上日だけでなく、各社の手続き期限を会員ページや窓口で確かめてください。ANAアメックスは公式が「2026年11月以降のご自身の年会費支払いタイミングをご確認の上、その1ヶ月前までに切り替え/解約手続きを」と案内しています。SAISON MILE CLUBは有効期間終了月の20日までです。決めた日ではなく、期限の日から逆算して動くことが大切です
続ける10件の理由|直近の利用・次回までの予定・会費と改定
残る10件は、私の場合、続けます。0円の2件も含めて、直近の利用実績、次回までの予定、会費と改定を1行ずつ書きます。予定は予定で、元が取れた証拠ではありません。
- Marriott Bonvoy アメックス・プレミアム:直近は個人の集約先として使い、年500万円の利用を達成した通知が来た。年400万円以上で無料宿泊特典の対象になる。会費82,500円・改定なし
- アメックス・ビジネス・ゴールド:直近は法人の経費の支払いに使っている。無料宿泊の特典がある。会費49,500円・改定なし。ビジネス・プラチナへの切り替えは未定
- └ メンバーシップ・リワード・プラス:上のカードのポイント交換のための登録。会費3,300円・改定なし
- ANAアメックス・ゴールド(本会員)と家族カード:直近は使っていない。マリオットの年間条件を追い終えたあとに、決済を寄せる予定。会費は改定で本会員34,100円→42,900円、家族カード17,050円→21,450円
- アメックス・ビジネス・グリーン:直近は個人事業の支払いに使い、法人と分けている。会費13,200円・改定なし
- ANAカード(三井住友)一般:直近はコストコ専用で使っている。会費2,200円・改定なし
- セゾンプラチナ・ビジネス:使った特典は少ない。それでも、個人用のセゾンプラチナを年会費0円にするために続ける。払う額は33,000円で変わらないので得はしていない。割に合わないと分かったうえでの判断
- セゾンプラチナ(個人):私の個人用プラチナは、ビジネス保有時の優遇で年会費0円
- 三井住友 ビジネスオーナーズ ゴールド:年100万円の利用を達成して、年会費が永年無料(0円)
セゾンプラチナ・ビジネスについては、33,000円を払って使った特典が1つだった実録に書いたとおりです。
ANAアメックスの家族カードを改定後も残す理由は、家族カードを21,450円でも更新する理由にまとめています。年間条件そのものの整理はゴールドカードの年間条件を整理した記事にあります。
1つ、まだ決めていないことがあります。ビジネス・ゴールドからビジネス・プラチナへの切り替えです。ミラーデザインとプラチナへの切り替えを考えた記事のとおり、今も迷っています。棚卸しでは「続ける(ゴールドのまま)」と書き、切り替えは別の判断として残しました。決まっていないことを、決まったことと同じ欄に入れないためです。
合計は、前回実績と次回見込みで比べる|1件やめても見込みは増える

1件やめても次回見込みが増えるのは、ANAアメックス・ゴールドの改定があるからです。公式の案内では2026年11月以降のご請求分から、順次、本会員42,900円・家族カード21,450円になります。改定の中身はANAアメックスの改定を整理した記事に書きました。
前回の計上日に当てはめると、家族カードは2026年12月の請求から21,450円(前回実績17,050円、+4,400円)、本会員は2027年1月の請求から42,900円(前回実績34,100円、+8,800円)の見込みです。
分けて書くとこうなります。確定しているのは、SAISON MILE CLUBをやめた−5,500円。次回見込みとして加わるのは、改定の+4,400円と+8,800円。240,350円 − 5,500円 + 4,400円 + 8,800円 = 248,050円。前回実績に比べて、次回見込みは約7,700円の増加です。
え、1件やめたのに増えるって、意味なくない?
やめた5,500円は確定で減る。増えるのはANAの改定分で、まだ見込み。分けて並べたから、増える理由が自分で説明できるんだよ
改定が入ったカードは、改定後の初回請求が前回と同じ金額ではありません。去年の明細だけを見ていると、届いた請求と食い違います。前回実績と次回見込みを別の列にしておくのは、そのためです
棚卸しで決めるときに見る基準
私が決めるときの基準は、年会費と使用頻度です。その年会費に見合う頻度で使っているか。続けるかやめるかは、ほぼこれで決まります。
ただ、「使っているか」は感覚だとぶれます。そこで、1枚ずつの確認で見ていた3点を、この基準を確かめる材料として並べます。
- 年間の条件を達成したか:達成していれば、そのカードに決済を寄せている証拠になる
- 付いている特典を使ったか:年会費の中身を実際に受け取っているか
- 改定で上がったか:同じ使い方でも、年会費のほうが動くことがある
SAISON MILE CLUBは、決済を流さなかった=使用頻度がゼロだったので、5,500円に見合わないと判断しました。セゾンプラチナ・ビジネスは、使用頻度だけなら見合いません。それでも個人用プラチナを0円にする役割があるので、割に合わないと分かったうえで例外として続けます。逆にANAアメックスは、直近は使っておらず、決済を寄せるのはこれからの予定です。予定だけでは見合うとは言えないので、次回の請求前に、実際に決済を寄せ始めたかをもう一度確かめます。
年会費の合計と使った特典を最初に数えたときの記録は年23万円の記録(2026年8月時点)です。こちらは数え方が違うので、この記事の前回実績240,350円とは別の数字として見てください。
まとめ
- カード9枚と有料サービス2件を1枚に書き出した(2026年10月20日時点。9月以降に増やしたもの・ほかにやめたものはない)
- やめたのはSAISON MILE CLUB(5,500円)。残る10件は続ける
- 手順は①全件を7項目で書き出す ②続ける/やめる/下げる ③期限の確認 ④前回実績と次回見込みで合計
- 退会の−5,500円は確定。ANAアメックスの改定による+13,200円は次回見込み
- 合計は前回実績240,350円、次回見込み248,050円(約7,700円増)
- セゾンプラチナ・ビジネスは、個人用プラチナを0円にするために割に合わないと分かったうえで続ける。ビジネス・プラチナへの切り替えはまだ決めていない
- 基準は年会費と使用頻度。年間条件・特典・改定はそれを確かめる材料
請求の1〜2カ月前に1枚ずつ確認する運用は、このまま続けます。そのうえで、年に1回だけ全件を同じ項目で書き出す。私の場合はこの2段で、毎回ゼロから悩むことが少なくなりました。
今日1つだけやるなら、これです。年会費のあるカードとサービスを、0円のものも含めて1枚の紙かメモに全部書き出す。続けるかどうかは、並べてから決めれば十分です。書き出したあとは、残すカードの役割を整理すると、次の棚卸しが速くなります。
続けるかやめるかの答えは、使い方によって人それぞれ違います。大切なのは結論より、全件を同じ物差しで見ることです。正確な年会費や期限は、必ず各社の明細と会員ページで確かめてください
この記事について
本記事は私個人の保有状況と支払い記録であり、同じ結果を保証するものではありません。2026年10月20日時点の内容です。金額はすべて税込、240,350円は前回の請求実績、248,050円は公式の改定後金額とSAISON MILE CLUBの退会を反映した次回見込みです。請求日は会員ページ・明細に年会費が計上された日です。銀行口座からの引落日は各カードの締め日・支払日によって異なります。正確な年会費・請求月・改定内容・手続き期限は、必ず各社の明細および会員ページ・公式情報でご確認ください。特定のカードの取得・解約をすすめるものではありません。
更新履歴
- 2026年10月21日:初版を公開