アメックスのビジネス・ゴールド・カード(以下、ビジネス・ゴールド)を持っている、小さな会社の経営者や個人事業主の方に向けた記事です。2026年9月30日に出た期間限定の「ミラーデザイン」を見て、これを機にビジネス・プラチナ・カード(以下、ビジネス・プラチナ)へ上げるか迷っている。そんな40代の方が対象です。
先に結論を書きます。アメックスのミラーデザインは、プラチナ・カードとビジネス・プラチナが対象です。ビジネス・ゴールドのままでは選べず、ビジネス・プラチナへ切り替えると基本カードの年会費は年115,500円増えます。現在の新規入会特典(合計260,000ポイント)は、切り替えの人は対象外です。この記事では、特典と手続きの違いをビジネス・ゴールド保有者の立場で比べます。筆者はビジネス・プラチナを持っておらず、切り替えるかはまだ決めていません。
この記事の前提です。
・書いている筆者はビジネス・ゴールドを持っています。ビジネス・プラチナは持っていません
・内容は2026年9月30日に確認したアメックス公式ページとプレスリリースで読んだものです
・切り替えをすすめる記事ではなく、判断材料の整理です
・筆者は切り替えるかどうかをまだ決めていません
この記事でわかること
- ミラーデザインの対象カード・受付期間・受け取れない場合
- ビジネス・ゴールドからビジネス・プラチナへ上げたときの基本年会費の差と、変わる特典
- 切り替えの人が新規入会特典(合計260,000ポイント)の対象外になる条件
- 7月のプラチナ・カード(個人)の改定と、切り替えの手続きで知っておくこと
ミラーデザインの対象と期限|ビジネス・ゴールドのままでは選べない
ミラーデザインは、プラチナ・カードと、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの2種類だけで選べる、期間限定の券面です。素材はメタル製です。プレスリリースでは「鏡のような輝き」を放ち、「特別な瞬間や、移り変わる景色」を映し出すデザインと紹介されています。
米国では2025年9月に登場していて、米国の外で展開されるのは日本が最初です。どちらのデザインを選んでも、特典やサービスの中身は同じです。変わるのは券面だけ、ということになります。


受付期間は、オンライン申込で2026年9月30日(水)13:00〜2027年2月1日(月)です。ただし「予告なく受付および発行(再発行/更新を含む)を終了する場合があります」とされ、その場合は通常デザインで発行されます。
もう1つ、期間内に申し込んでも、期間中に審査が完了しない場合などは通常デザインで届くことがあります。2027年2月1日はオンライン申込の期限で、電話などオンライン以外の受付期限は別途確認が必要です。
すでにプラチナ・カードかビジネス・プラチナを持っている人は、マイアカウントの「カードの再発行」で理由に「カードデザインの変更」を選ぶと、ミラーに変えられます。変更/再発行手数料は7,700円(税込)で、再発行後はカード番号が変わります。ビジネス・ゴールドから上げる人とは別の手続きです。
ほかに確認できた注意点は次のとおりです。
- ミラー(メタル製)は基本カード会員だけ。家族カード・追加カード・セカンド・カードは通常デザインのプラスチック製
- 期間終了後は、ミラーを新しく選ぶことも、デザインの変更もできない。終了時点でミラーを持っている人は、再発行・更新もミラーで届く(発行を終えていれば通常デザイン)
- 駅の自動券売機、ガソリンスタンド、コインパーキングの自動精算機など、一部使えない決済端末がある
- 金属製なので切って処分できない。新しいカードに返却用の封筒が同封される
ビジネス・ゴールドでも、券面だけミラーに変えられないの? 手数料を払えばいけそうな気がするけど
俺も最初はそう思った。でも対象はプラチナとビジネス・プラチナだけ。ビジネス・ゴールドのままでは選べない。7,700円の変更も、もうプラチナを持ってる人の話だった
つまりミラーは、ビジネス・ゴールドの人にとっては「カードの種類を上げたときに選べる券面」です。ミラーを持つかどうかは、そのまま「ビジネス・プラチナに上げるかどうか」の話になります。年会費も特典も変わるので、次でその差を並べます。
ビジネス・ゴールドからビジネス・プラチナへ|基本カードの年会費差は115,500円
年会費(税込)は、ビジネス・ゴールドが49,500円、ビジネス・プラチナが165,000円です。基本カードの年会費差は115,500円/年(税込)です。これは基本カードだけの差で、追加カードやメンバーシップ・リワード・プラスの料金差は別に見る必要があります。切り替え時は旧カードの年会費が月割りで調整されるため、その場の請求額が115,500円になるとも限りません。年会費は「経費にできる場合があります。詳しくは税理士等にご確認ください」と申込ページにあります。

今回確認したビジネス・プラチナの特典ページと申込ページで、ビジネス・プラチナで増える、または条件が変わる主な特典として書かれていたのは、次のようなものです。
- センチュリオン・ラウンジ(羽田空港をはじめ世界各地)
- プライオリティ・パス(対象ラウンジを回数の制限なく無料で利用)
- プラチナ・セクレタリー・サービス(出張や会食などの手配)
- 継続特典のプレミアム フリー・ステイ・ギフト(カード継続で、国内の対象ホテルで使える1泊2名分の無料宿泊券。利用金額の条件なし)
- メンバーシップ・リワード・プラス(通常年会費3,300円)が無料。ポイントは年会費への充当にも使える
- 追加カード(付帯特典あり)が4人まで無料。5人目以上は1枚13,200円(税込)(ビジネス・ゴールドは1枚13,200円)
無料宿泊は制度が別なので、泊数だけで比べないようにします。ビジネス・ゴールドの無料宿泊は、前年の利用額が300万円以上500万円未満なら1泊、500万円以上なら2泊です。一方、ビジネス・プラチナのプレミアム フリー・ステイ・ギフトは、カード継続による1泊2名分で、利用金額の条件はありません(アメックス公式「フリー・ステイ・ギフト」に「カード継続のみで進呈(利用金額条件なし)」)。年会費支払いの約2か月後に進呈される継続特典なので、切り替え直後にもらえる特典としては数えません。対象ホテルや利用方法も異なるため、泊数だけで優劣は決められません。
ビジネス・ゴールド側の宿泊コードの期限や手続きは、別の記事にまとめています(ビジネス・プラチナの宿泊券とは別の制度です)。
→ ビジネス・ゴールドの無料宿泊コードの期限と手続き
筆者はビジネス・ゴールドを法人の経費やネット通販、固定費に使い、メンバーシップ・リワード・プラスでポイントを年会費に充てたこともあります(法人用ビジネス・ゴールドと個人事業用グリーンの使い分け実録)。その立場で比べるなら、見るのは基本年会費の差と、変わる特典のうち実際に使えるものです。ミラーはどちらのデザインでも特典が同じなので、比べる材料は特典と費用の側にあります。
切り替えは新規入会特典の対象外|合計260,000ポイントは付かない
ビジネス・プラチナの申込ページには、9月30日の時点で新規入会特典「合計260,000ポイント獲得可能」とあります(正確な条件は申込ページの「ご入会特典詳細」)。上げればこれも付くのでは、と考えやすいのですが、「ご入会特典の対象条件」には対象外の人として次の記載があります。
- 「追加カードのみお申し込みの方」
- 「既にお持ちのアメリカン・エキスプレスのカードから切り替える方」
- 「以下のカードを既にお持ちの方または過去にお持ちで再入会される方 アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード/ビジネス・ゴールド・カード/ビジネス・プラチナ・カード」
注意事項にも「現在お持ちのカードを切り替える方などは対象外ですので、くれぐれもご注意ください」とあります。つまり、ビジネス・ゴールドからビジネス・プラチナへ切り替える人は、合計260,000ポイントの新規入会特典の対象外です。
切り替えと新規入会は、別の入口です。特典の額だけ見て申し込む前に、対象外の欄を読んでください。ビジネス・ゴールドをお持ちの方は、切り替えでも「既にお持ちの方」でも、対象外の条件に当てはまりますよ
もう1つ、申込ページには「カードの切り替え/変更は、原則として入会後または切り替え後、6ヶ月経過したのち承ります」ともあります。
私が迷っている理由|個人プラチナの7月改定と、ビジネス・プラチナで確認できた特典
筆者が決めきれずにいる一番の理由は、券面でも年会費でもなく、7月のプラチナ・カード(個人)の改定です。プレスリリースには、個人向けのプラチナ・カードで「今年7月に商品リニューアルを実施」とあり、次の3つが挙げられていました。
- プレミアム フリー・ステイ・ギフトに、利用状況に応じてさらに1泊分を追加
- 入会時、および利用状況に応じて継続時に、海外航空券の購入に使える10万円分の「エアライン・クレジット」
- 対象レストランで利用額の50%を年間最大4万円まで還元する「グローバル・ダイニング・キャッシュバック」
プラチナ・カードの年会費も165,000円(税込)です。では、ビジネス・プラチナにも同じ3つが入ったのか。宿泊券の「さらに1泊」は、公式の宿泊特典ページでプラチナ・カードだけの条件として書かれていて、ビジネス・プラチナは利用金額にかかわらずカード継続で1泊です。エアライン・クレジットとダイニング・キャッシュバックは、今回確認したビジネス・プラチナの公式ページ(特典ページ・申込ページ)では確認できませんでした。プレスリリースも、ビジネス・プラチナは宿泊券とセクレタリーの紹介までで、7月の改定には触れていません。

これは「ビジネス・プラチナには今後も入らない」という意味ではなく、2026年9月30日の時点で確認したページの範囲の話です。この先どうなるかは、今の筆者には分かりません。
ミラーの見た目は正直気になる。でも基本年会費の差115,500円に、7月の改定が乗っているのかが分からないのが引っかかる。個人のプラチナと同じ年会費だしな。だから、まだ決めてない
ミラーデザインの受付は、オンライン申込で2027年2月1日までです。決める前に、ビジネス・プラチナの公式ページが更新されていないかを見てから判断できます。ただ、受付は予告なく終わる場合があり、期間内に申し込んでも審査が終わらなければ通常デザインで届くこともあります。その点も頭に置いておきましょう
切り替えの手続き|電話・審査・追加カード・番号変更
アメックスの「カードのお切り替え/変更」の案内、よくある質問、ビジネス・プラチナへのアップグレードの案内で確認できたのは、次のとおりです。
- ビジネス・ゴールドからの切り替えは、カード裏面の電話番号へ連絡して申し込む
- 切り替えには審査があり、最長4週間ほどかかる
- 切り替えカードの発行時に新しいカードの年会費が請求される。今のカードの年会費は、残りがあれば月割りで調整される
追加カードはどうなる?
社員に持たせてる今の追加カードはどうなるの? 全員分、手続きし直し?
よくある質問だと、本会員が切り替えれば追加カードの手続きはいらない。自動でビジネス・プラチナの追加カードが届くらしい。ただしプラスチックの通常デザインで、5人目以降はビジネス・ゴールドで発行される。切り替えるかはまだ決めてないけど、ここは先に知っておきたかった
カード番号は変わる?
- カード番号は「変更される場合があります」。変わるかどうかにかかわらず、有効期限と4桁のセキュリティコードは変わる
- 支払い口座や ETC・Apple Pay などの付帯サービスは、手続きなしでそのまま使える
- 自動引き落としを登録している支払先は、新しいカードを受け取った後、自分で変更の手続きをする(支払先によっては自動で更新される)
電話の切り替えでミラーを選べる?
公式の専用ページには、期間中の新規入会・切り替え時にミラーデザインを選べるとあります(「期間中の新規ご入会/お切り替えの際にお選びいただけます」)。ビジネス・ゴールドからビジネス・プラチナへの切り替えは電話で申し込むため、ミラーを希望することを伝え、電話での受付期限・選択の手順・発行手数料の有無を確認してください。これらの電話受付の詳細は、今回確認したページでは確認できませんでした。
まとめ
- ミラーデザインは、プラチナ・カードとビジネス・プラチナだけの期間限定のメタル券面。受付はオンライン申込で2027年2月1日(月)まで
- ビジネス・ゴールドのままでは選べない
- ビジネス・ゴールドからビジネス・プラチナへ上げると、基本カードの年会費差は年115,500円(49,500円→165,000円)。追加カードやMRプラスの料金差は別
- 期間内に申し込んでも、審査が期間中に終わらない場合などは通常デザインで届くことがある
- ビジネス・プラチナの無料宿泊はカード継続で1泊2名分(利用金額条件なし)。ビジネス・ゴールドの宿泊とは別の制度
- 切り替えの人は、新規入会特典(合計260,000ポイント)の対象外
- 7月にプラチナ・カード(個人)に加わった特典のうち、宿泊の追加1泊はプラチナ・カードだけの条件。エアライン・クレジットとダイニングは今回確認したビジネス・プラチナの公式ページでは確認できなかった
- 切り替えは電話・審査あり(最長4週間)。追加カードは自動で切り替わり、カード番号は「変更される場合があります」
今日1つだけやるなら
今のビジネス・ゴールドで使っている特典と、ビジネス・プラチナに変えて新たに使う予定の特典を横に並べてください。次に、基本年会費差115,500円に、追加カードやメンバーシップ・リワード・プラスの料金差も含めて比べます。使う予定がない特典や、ほかのカードと重なる特典は、額面をそのまま得する金額に数えません。切り替えを具体的に考える段階で、ミラーの電話受付の条件と、ビジネス・ゴールドで獲得済み・獲得途中の特典がどうなるかを、カード裏面の窓口へ確認してください。
券面に気持ちが動くのは自然なことです。そのうえで、年会費の差を何に払うのかを言葉にしておくと、後から迷いにくくなります。公式ページの更新も見ながら、落ち着いて考えてくださいね
→ アメックス公式でミラーデザインの対象と受付期間を確認する
次に読むなら
→ アメックスのビジネス・ゴールドとグリーンの2枚持ち
筆者のビジネス・ゴールドの使い方を整理した記事です。
→ ビジネス・ゴールドの無料宿泊(ビジネス・フリー・ステイ・ギフト)の期限
ビジネス・ゴールドの無料宿泊の受け取り方と期限です。
今回確認した資料
- アメックス公式「ミラーデザイン」専用ページ(対象・受付期間・手数料・注意点)
- アメックス公式「ビジネス・プラチナ・カード」特典ページ(年会費・特典)
- アメックス公式「ビジネス・プラチナ・カード」申込ページ(新規入会特典と対象条件)
- アメックス公式「プラチナ・カード」サービスページ(7月の改定)
- アメックス公式「カードのお切り替え/変更」とよくある質問(追加カード)(手続き)
- アメックス公式「ビジネス・プラチナ・カードへのアップグレード」(電話申込・追加カード5人目以降)
- よくある質問(カード番号)(番号・有効期限・セキュリティコード)
- アメックス公式「フリー・ステイ・ギフト」(ビジネス・プラチナの宿泊条件)
- 公式ページはいずれも2026年9月30日に確認
- プレスリリース「米国で大きな反響を呼んだ『ミラーデザイン』が日本初上陸」(2026年9月29日、共同通信PRワイヤー)
この記事について
この記事は、ビジネス・ゴールドを持ち、ビジネス・プラチナを持っていない筆者が、公式ページを読んで判断材料を整理したものです。
・内容は2026年9月30日に確認したアメックス公式ページとプレスリリースによるものです。変わることがあります
・7月の改定は、今回確認したページの範囲で書いています。今後の変更を予想するものではありません
・カードの切り替えや新規入会を推奨するものではなく、判断材料の整理です
更新履歴
- 2026年10月2日:初版を公開