新NISAを始めるとき、口座をどこに作るかより悩んだのが、毎月いくらを、何に振り分けるかでした。
配分の決め方は、調べればいくらでも出てきます。ただ、どれを読んでも「では自分は毎月いくらにするのか」という答えは出てきませんでした。
この記事は、配分の理論を解説するものではありません。私が実際にどう決めたのか、その記録です。そして先に書いてしまうと、私は理屈で決めていません。
金額の内訳を先に書いておくと、新NISAで積み立てているのは毎月6万円(オルカン5万円・ゴールド1万円)で、ビットコインの3万円は新NISAの枠外です。合わせて毎月9万円になります。
配分の記事、いくつ読んでも「で、自分はいくらにするの」が最後まで分からなかったんだよね
結論:毎月9万円の内訳
2026年8月時点で、私が毎月続けている定額積立は次のとおりです。金額は私名義の口座での買付額です。
| 積立先 | 毎月 | 積立額の比率 | 口座・枠 |
|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 5万円 | 55.6% | 新NISA つみたて投資枠 |
| iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし) | 1万円 | 11.1% | 新NISA 成長投資枠 |
| ビットコイン | 3万円 | 33.3% | NISA外の別口座 |
| 合計 | 9万円 | 100% | ― |
投資信託の2本はSBI証券、ビットコインは別の口座です。どちらも毎月自動で買い付ける設定にしています。
新NISAの中と外で分けて見ると
この9万円は、ひとつの口座の中で完結しているわけではありません。新NISAの中だけで見ると月6万円で、その内訳はオール・カントリー5万円とゴールド1万円です。ビットコインの3万円はNISA外で、別の口座に分かれています。
この記事で書いている「配分」の範囲
ここに書いた比率は、私名義の毎月の買付配分であって、資産全体の配分ではありません。すでに保有している分は含めていませんし、価格が動けば保有額ベースの比率は毎月変わります。買付額の比率と、資産として持っている比率は別のものです。
資産全体の増減については「【2026年上期】投資実績を公開|入金約82万円・運用損益約64万円」で記録しています。
正直に言うと、配分に理論的な根拠はありません
ここがこの記事でいちばん書きたかったところです。
5万円・1万円・3万円という数字に、計算やモデルの裏づけはありません。なんとなくこの金額で始めて、そのまま続いているというのが実際のところです。
もっともらしい説明を後から付けること自体は、たぶんできます。ただ、それは決めた当時に考えていたことではなく、後から辻褄を合わせた説明です。書けば記事としては整いますが、記録としては嘘になります。
根拠がないって、そのまま書いちゃっていいの?
迷った。でも後から考えた理屈を「こう決めました」って書く方が、読む人には嘘だと思う
少なくともここには、理屈を組み立てないまま始めて続けている実例がひとつある、ということになります。それが良いことかどうかは、私にも判断できません。
ゴールドを始めたきっかけは「面白そう」でした
3つのうち、始めたきっかけをはっきり覚えているのはゴールドだけです。理由は単純で、相場が上がっていて、面白そうだと思ったからです。資産の組み合わせを考えた結果ではありません。値動きを見て、やってみようと思った。それだけです。
買っているのはiシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)で、SBI証券の新NISA成長投資枠で毎月1万円を積み立てています。積立額に占める比率は11.1%です。
ひとつ書いておくと、金を持っていれば株式が下がったときの損失が小さくなる、という関係ではありません。ゴールドもビットコインも、株式と同時に下がることがあり、なかでもビットコインは値動きが特に大きい対象です。組み合わせを増やしたから安全になった、とは考えないようにしています。
ビットコインは積立額の3分の1を占めています
毎月9万円のうち3万円、比率にすると33.3%がビットコインです。
この記事で扱う3つのうち、もっとも値動きが大きい対象に、毎月の買付額の3分の1を入れている。つまり積立額の3分の1を占める高リスク枠であり、小さい比率とは言えません。曖昧に「そのほかにビットコインも」と書くと実態と違う印象になるので、先に数字を出します。
NISAの外にあります
ビットコインは新NISAの対象外です。私は新NISAとは別の口座で買い付け、管理しています。非課税の対象にはならず、管理する口座もひとつ増えます。
税金の扱い
暗号資産を売却または使用して生じた利益は、事業所得などの各種所得の原因となる行為に付随して生じた場合を除き、原則として雑所得に区分され、所得税の確定申告が必要となります。保有しているだけで評価額が上がったことに対して、その時点で直ちに課税されるものではありません。
税金の扱いは取引内容や個人の状況、制度改正によって変わるため、実際の判断は国税庁の最新情報や税理士にご確認ください。
価格の動き方
ビットコインの評価額は、2026年8月時点で約24万円です。ここまでは増えていますが、暗号資産は短期間で大きく下落することがあり、投じた金額を下回る可能性があります。株式のように、企業の利益や配当が価格の裏づけになっている対象でもありません。
3万って数字にも根拠はない。ただ比率は小さくないから、そこは隠さず出しとく
続けている状態について、確認できること
なぜ止まっていないのかを、一つの理由に言い切ることはできません。ただ、続けている状態について確認できることは2つあります。
毎月、手を動かしていないから
3つとも自動で買い付ける設定にしていて、私が毎月操作している部分はありません。相場を見て金額を変えることもしていません。判断する場面がそもそも発生しない状態になっている、というのが確認できる事実です。
値動きで気持ちが動かないから
もうひとつ、続いている理由として自分で自覚しているものがあります。値段が上がっても下がっても、気持ちが動いていないことです。
口座はたまに見ます。ただ、増えていても減っていても、そこで何かを感じることがありません。理由は2つあると思っています。
ひとつは長期で見ているからです。今月いくらになったかを気にする前提で始めていないので、途中の数字が動いても判断が変わりません。
もうひとつは余剰資金でやっているからです。生活に必要なお金を回していないので、含み損が出ても暮らしに影響しません。
ビットコインが暴落しても平気なの?
長期目線だし、余剰資金でやってるからね。実際に下げた時も何とも思わなかった
実際に下げた局面も一度経験しています
これは想像で言っているわけではありません。昨年、相場が大きく下げた局面が一度ありました。
ただし正確に書くと、私の口座はマイナスにはなっていません。それまでに積み上がっていた含み益があったため、評価額は下がったものの、投じた金額を割り込むところまでは行きませんでした。
そのときどう感じたかというと、「そうなんだ」くらいの感情でした。慌てて売ることも、積立を止めることもしていません。設定はそのままで、翌月も同じ金額が引き落とされました。
下がったのは知ってたけど、本当に何とも思わなかった。長期でやってるし、余剰資金だからだと思う
ただし、ここは差し引いて読んでください。私はまだ、投じた金額を割り込んだ状態を経験していません。含み益が減るのと、元本を割るのとでは、感じ方が違う可能性は十分にあります。
もっと大きな下落や、長く戻らない期間を経験したときに同じでいられるかは、そのときにならないと分かりません。
この記事で書けるのは、今のところ気持ちが動いていない、という事実までです。
余剰資金かどうか、どのくらいの下落まで受け入れられるかは人によって違います。ここに書いているのは私一人の状態であり、同じ配分や同じ考え方をおすすめするものではありません。
実績を記録に残しているから
半年ごと、そして週ごとに、増減を記録しています。2026年上期は入金が約82万円、運用損益が約64万円でした。
また、旧つみたてNISAで買った分も売らずに保有しています。旧つみたてNISAでは新規の買付ができませんが、それでも上期は買付0円のまま評価額が約10万円増えました。この記録は「旧つみたてNISAの2026年上期実績」にまとめています。
数字が残っていると、良かった月も悪かった月も、あとから見返せます。言えるのはそこまでです。
これから決めるなら何を見るか
私は理屈で決めていないので、決め方の正解を示すことはできません。そのうえで、もし今からもう一度決めるとしたら、私自身が先に確認しておきたいと考えているのは次の3点です。答えではなく、確認項目です。
- 近い時期に必要な資金:数年内に使う予定があるお金かどうか
- 保有資産全体に占める比率:毎月の買付比率と、いま持っている資産の比率は別物です。価格が動けば後者は毎月変わります
- 下落時にも続けられる金額:出せる最大額ではなく、下がっている月に手を止めずにいられる金額かどうか
私はこれらを整理しないまま始めています。順番としては逆でした。
制度・商品情報の確認先
制度や商品の条件は変わります。確認するときは一次情報にあたってください(いずれも2026年8月時点で確認)。
- 金融庁「NISAを知る」https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/know/
- ブラックロック「iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)」https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/261109/ishares-gold-index-unhedged
- 国税庁「暗号資産に関する税務上の取扱い」https://www.nta.go.jp/publication/pamph/shotoku/kakuteishinkokukankei/kasoutuka/index.htm
まとめ
私が毎月続けている積立は、オール・カントリー5万円(55.6%)、ゴールド1万円(11.1%)、ビットコイン3万円(33.3%)の合計9万円です。新NISAの中は月6万円、ビットコインの3万円はNISA外です。
この配分に、理論的な根拠はありません。なんとなく決めて、自動積立のまま続いています。ゴールドについてだけは、相場が上がっていて面白そうだと思ったから、という始め方をはっきり覚えています。
そして、ビットコインは積立額の3分の1です。値動きが大きい対象にこの比率を入れている状態は、小さいとは言えません。今後この記事の内容が変わるとすれば、まずこの部分だと思っています。
免責事項
この記事は私自身の毎月の積立内容の記録であり、特定の金融商品や投資手法をおすすめするものでも、投資助言を目的としたものでもありません。
投資信託、金、暗号資産はいずれも価格が変動し、元本割れする可能性があります。とくに暗号資産は値動きが大きく、短期間で大きく価値を失う可能性があるほか、NISAの対象外であり、売却または使用して生じた利益は原則として雑所得に区分され課税の対象となります。税金の取り扱いは状況や制度改正によって変わるため、国税庁の情報や税務の専門家にご確認ください。
記事内の数字は2026年8月時点のもので、私個人の一例です。実際の投資判断は、商品の内容とリスクをご確認のうえ、ご自身の責任でお願いします。